そんなこんなでガンダム塗れの一日が終わりました。
これから先、かなり感傷的な文章です。ごめんなさい。
映画は本当は観ないつもりでした。
セカンドでの扱いにとても憤ったし、なにより、ガンダムvs異星体というのが、ガンダムにそぐわない気がして。
それと、たぶん、隊長の扱いがひどそうだと思って。(露出時間的な意味で、です)
でも、TVで流れた予告の隊長は、隊長だった。ブシドーではなく。
ブシドーがキライだというわけではなく、私が好きなのは隊長だったから。
だから、舞台挨拶、という声ヲタの自分への釣り餌をつけて、観に行ったのです。
観なければよかった、という思いはない。
露出時間は思ったとおりだったけれど、仮面を外し、カタギリと会話しながらクルーに手を振り、ふたたび部下を従え、その部下たちにグラハム・マニューバを教え込んだのだろう隊長の姿に、観てよかったと思った。
めまぐるしく、既に目で追えなくなったサーカス的なその戦闘シーンには胸が躍った。息がつけなかった。
やっぱり、グラハムは空(今回は宇宙空間ですが)を飛んでいる姿が一番似合うと思った。
でも。
「敢えて言おう」
出撃前のその言葉に、ブレイヴの手を伸ばしたその姿に、涙が止まらなかった。
部下に告げたその言葉を、私がグラハムに云いたかった。
思い出すと、今でも視界が曇ります。
エンドロールが終わり、劇場内に灯りが灯っても、立てませんでした。
エンドロールのその「グラハム・エーカー」という文字がひどくつらかったです。
しばらくしたら、もう一度観に行く予定です。
納得がゆくかどうか、できるかどうかは、判らないですけど。